2017年12月27日、千葉県松戸市が建設を進めていた松戸市立総合医療センターが開院した。「すべての人に『来てよかった』と思われる病院を目指す」という理念を掲げる松戸市立総合医療センターは、既存病院(国保松戸市立病院)の建屋の老朽化に伴い、1.5キロ離れた地に移転し新病院として開院したもので、ヘリポート完備の9階建て・600床の急性期病床を有し、32科の診療科を備えた総合病院だ。
既存病院から新病院への移転に向け、医療を支えるシステムを担う情報システム係として最も重視したのがネットワークである。移転プロジェクトにおいても、安全に、かつ旧病院と新病院の並行稼働時も問題なく医療サービスを提供できるようにすることが最重要課題となったが、この要件に対応したのがエクストリームのイーサネットファブリック技術であるExtreme Fabric Connectだった。