通常、ISSU (In-Service Software Upgrade)が適用できるのは、マネジメント・モジュールが2枚搭載されたシャーシ型だけです。 VDX6740シリーズは、なんとボックス型でありながら、「フレームロスなし」でOSバージョンアップが可能です。対応バージョンは、NetworkOS4.1台から。レイヤ3、たとえば、OSPFを利用中でも「フレームロスなし」でのOSバージョンアップができます。
「フレームロス=0(ゼロ)」でなく、たとえば、数フレームロスでもISSU対応と謳っているメーカーもいることから、
VDX6740のISSUの完成度は非常に高いといえます。 さらに、単一ボックスではなく、イーサネット・ファブリックでISSUを実現しているところが、他メーカの追従を許さない革新的な技術です。 かつ、ロジカルシャーシのため、各ノード毎にOSバージョンアップのコマンドを投入する必要がなく、イーサネット・ファブリック内の代表スイッチから、「一行のみ」で済みます。 ファブリック内のノードの数が多いほど、非常に便利です。
今回の例では、VDX 6台でイーサネット・ファブリックを組んだ状態から、同時に6台ともOSバージョンアップしています。L2 ファブリックでPort-Channel 、L3 ファブリックでOSPFなど、実際のケースを詳しく見ていきましょう。
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