＊本リリースは2021年9月29日に米国で発表したプレスリリースの抄訳です
カリフォルニア州サンノゼ、2021年9月29日クラウド型ネットワーキング企業であるExtreme Networks, Inc. 本社：米国カリフォルニア州サンノゼ、最高経営責任者：Ed Meyercord、日本法人、エクストリーム ネットワークス株式会社、以下：Extreme）は、本日、ポルトガルのViseu工科大学(IPV)において、ワイヤレス・ブロードバンド・アライアンス(WBA)のOpenRoaming™のサポートを成功させたことを発表しました。OpenRoamingにより、IPVのキャンパスにいる学生や教師などのユーザーは、屋内外を問わず、どこにいても高速でセキュアなキャリアグレードのWi-Fi 6ネットワークに接続することができ、ワイヤレスネットワークの接続に支障をきたすことはありません。IPVは、ポルトガルで初めてWBA OpenRoamingに参加した組織です。
Extremeは、OpenRoamingに加えて、4Gおよび5Gネットワーク向けのWi-Fiキャリアオフロードでも市場をリードしてきました。2020年2月、同社はベライゾンと提携し、マイアミで開催されたスーパーボウルLIVで「スマートスタジアム」技術を実現しました。ベライゾンの無線ネットワークは、ExtremeWireless™ Wi-FiアクセスポイントとExtremeAnalytics™ソフトウェアと連携し、スタジアム内や周辺のファンにシームレスな接続と認証を提供しました。Extremeは現在、米国の主要な無線通信事業者との間で、RADSecとキャリア・オフロードを提供しています。
WBA OpenRoamingは、複数の携帯電話ネットワークからWi-Fiへのシームレスなハンドオフを実現し、スマートフォンが様々な通信ネットワークに瞬時に接続するのと同様に、ユーザーに途切れることのない接続性を提供します。Extreme社はAptilo Networksと協力して、IPVのキャンパスにWi-Fi 6ネットワークを導入するとともに、OpenRoamingを導入しました。これにより、学生、スタッフ、ビジターは、手動による認証を必要とせずにIPVのキャンパスネットワークに接続できるようになりました。その結果、ユーザーの利便性が向上するとともに、以前は、手動で外部からのキャンパスWi-Fiへのアクセス許可をしていたIPVのITチームの負担も軽減されました。
主なメリット
以前はヨーロッパの規制により、IPVのITチームはスタッフや学生などのネットワークユーザーを手動で追加・削除しなければならず、キャンパス内のWi-Fiへのアクセスが複雑になっていました。OpenRoamingでは、IPVのキャンパスにいる学生やスタッフは、アカウント設定や履歴を失うことなく、簡単にワイヤレスネットワークに接続することができ、ITチームはIPVのキャンパス全体でテクノロジーの利用を促進することに集中することができます。
OpenRoamingによって、IPVがプログラムを拡張したり、新しいイベントをキャンパスで開催する際に、ITチームが都度、安全なネットワークアクセスを設定する必要が無くなりました。また、ユーザーやイベントのニーズに合わせて、異なるレベルのサービスを提供することができます。IPVの学生は、ブロードバンド接続に費用をかけたり、新しいアカウントを設定したりすることなく、IPVのキャンパス内のすべてのデバイスで、同じユーザーアカウントを使ってリソースにアクセスできるようになりました。
IPVや同様の組織は、潜在的なセキュリティリスクや、地域の規制に違反することなく、OpenRoamingの自由を享受することができます。OpenRoamingは、Passpoint、RADSec、802.1x、802.11iなどの既存のセキュリティプロトコルを活用し、ユーザーのプライバシーを損なうことなくネットワークセキュリティを確保します。また、Wi-Fiネットワークのプロバイダーと、携帯電話会社やISPなどのIDプロバイダーとの間で、認証されたユーザーを登録し、参加しているワイヤレスネットワークに自動的に接続できるようにします。
エグゼクティブのコメント
ワイヤレス・ブロードバンド・アライアンス、CEO Tiago Rodrigues氏
OpenRoamingは、Wi-Fiへのシームレスでセキュアなアクセスを実現するための鍵となります。これは、学習のための最良のリソースを学生に提供しようとするIPVのような現代の高等教育機関にとって必要なテクノロジーです。Extreme社のようなWBAメンバーは、信頼性の高い高速接続を世界中に提供しており、ワイヤレスネットワークへの依存度が高まる中、彼らをサポートできることを誇りに思っています」と述べています。
Viseu工科大学（IPV）、シニアネットワークアドミニストレーター Luís Almeida氏
「IPVはWBA OpenRoamingの一員になれたことを非常に喜んでおります。今回の導入により、学生、教師、従業員、訪問者、当校が主催する様々な国内・国際会議の参加者など、キャンパスでWi-Fiにアクセスするすべての人のユーザー体験が向上し、ITチームの負荷も削減できました。このプロジェクトでのExtremeとの出会いは素晴らしいものでした。今後もプロジェクトが発展していく中で、ヨーロッパの他の機関やコミュニティにとって、当校がOpenRoaming実現の良い前例となれば幸いです。
Extreme Networks、最高技術責任者、ナビル・ブカーリ
「5GとWi-Fiネットワーク間のオープンローミングは、次世代のコンシューマーエクスペリエンスとInfinite Enterpriseを実現する上で非常に重要です。建物内外のシームレスでセキュアな接続により、スマートシティの実現や場所を問わない仕事や学習が可能になります。Extremeは、接続性をよりシームレスで利用しやすいものにしようと努力している業界のリーダーが集うWBAのコンソーシアムに参加できることを誇りに思っており、IPVのキャンパスにいるすべての人にプラスの影響を与えることができると確信しています」と述べています。
追加リソース
ワイヤレス・ブロードバンド・アライアンスについて
ワイヤレス・ブロードバンド・アライアンス（WBA）は、最新のWi-Fiイニシアチブで人々をつなぐグローバル組織です。2003年に設立されたワイヤレス・ブロードバンド・アライアンス（WBA）のビジョンは、グローバルなワイヤレス・エコシステムの中で、Wi-Fiによるシームレスで相互運用可能なサービス体験を推進することです。WBAの使命は、このビジョンを達成するために、サービスプロバイダー、テクノロジー企業、都市、規制機関、組織間のコラボレーションを可能にすることです。WBAのメンバーは、ビジョンを共有するWi-Fiエコシステムの主要なオペレーター、IDプロバイダー、主要なテクノロジー企業で構成されています。
WBAは、会員企業のビジネス上および技術上の課題や機会に対処するためのプログラムや活動を行っています。WBAの活動分野には、規格開発、業界ガイドライン、トライアル、認証、アドボカシーなどがあります。主要なプログラムには、NextGen Wi-Fi、OpenRoaming、5G、IoT、Testing & Interoperability、Policy & Regulatory Affairsなどがあり、メンバーが主導するワークグループでは、規格や技術的な問題を解決し、エンド・ツー・エンドのサービスを促進し、ビジネスチャンスを加速しています。WBAの理事会には、Airties、AT&T、Boingo Wireless、ブロードコム、BT、シスコシステムズ、Comcast、ドイツテレコムAG、グーグル、インテル、Reliance Jio、SKテレコム、Viasatが参加しています。 現在のWBAメンバーの全リストは、こちらをご覧ください。
Wireless Broadband Alliance：
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http://www.facebook.com/WirelessBroadbandAlliance
https://www.linkedin.com/company/2919934/
Extreme Networksについて
Extreme Networks、Inc. (EXTR)は、卓越したネットワーキングエクスペリエンスを実現することで、すべてのお客様のビジネスを加速させます。Extremeは、機械学習、人工知能、分析、自動化のパワーを活用することで、テクノロジーの可能性を拡大します。弊社が世界中に有する50,000を超える顧客は、エンドツーエンドのクラウドドリブンなネットワーキングソリューション、ならびに最高レベルのサービスとサポートを活用することで、デジタル・トランスフォーメーションの取り組みを加速し、かつてないほどの進化を実現しています。 詳細については、Extremeのウェブサイトをご覧いただくか、LinkedIn、Twitter、Facebook、でご確認ください。
Extreme Networks、ExtremeWireless、ExtremeAnalytics、およびExtreme Networksのロゴは、米国およびその他の国におけるExtreme Networks, Inc.の商標または登録商標です。本書に記載されているその他の商標は、それぞれの所有者に帰属します。
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
エクストリーム ネットワークス株式会社
マーケティング本部 三浦 真樹子
info.jp@extremenetworks.com