設定ガイド:ExtremeSwitching VDX 6700スイッチシリーズ, レイヤ3 VCS
ExtremeSwitching VDX 6700スイッチシリーズは高性能、かつ超低レイテンシ・ワイヤスピード性能の10ギガビット・イーサネット(GbE)固定構成スイッチです。VCSファブリック・テクノロジを組み込んだVDX スイッチは、様々な形態のToR(トップ・オブ・ラック)のファブリック展開に理想的なプラットフォームです。 ここではVCSを中心に、レイヤ2およびレイヤ3のトラフィックを最適化する構成を紹介します。
本構成の特長
- VCS内でレイヤ3トラフィックを折り返し
・上位CORE L2/3スイッチによるレイヤ3トラフィックを折り返しを回避
・サーバ/ストレージ間トラフィックは、VCS内の広帯域で処理
・Cut-Through転送により、VCS内は低遅延
- 上位レイヤ3 COREスイッチは、InternetへのGateway
・コアとユーザ収容用にOSPFエリアを分離(コア:Area0・ユーザ:Area2)
・各ユーザ用にVRRP-eインスタンスを作成
・各ユーザ用のアドレスは集約してBGPでInternetへ広告
- Ethernet Fabricのエッジは、Copper対応のVDX6710
・vLAG構成するVDX機器同士は直結不要(直結しても可)
・vLAG配下のSwitch/ServerトラフィックをActive/Activeで処理
・RJ45のCopper対応ポートにより、1Gポートx48は、SFP不要
レイヤ 2/3 スイッチ 基本設定ガイド
1. BGP

▼CORE-1

▼CORE-2

2. OSPF/VRRP-e

OSPF
max-metricでブラックホール発生を回避
▼CORE-1

▼CORE-2

OSPFプロセスとVeは、rbridge-id 配下で設定
▼VDX-1

▼VDX-2

OSPF/VRRP-e

各ユーザ毎(/27単位)にVRRP-eインスタンスを作成
▼VDX-1

▼VDX-2

3. レイヤ2/3 VCS
Management Cluster (MC)モードより、ロジカル・シャーシ管理を実現

ISL Trunking
設定不要、つなぐだけでISLとTrunkを構成
▼VDX-1

▼VDX-2

4. vLAG

設定はEdge Portのみ
▼VDX-3

▼VDX-4

▼ICX-1

*IPアドレスは架空のものを使用しています。
*構成は実際と異なる場合があります。