設定ガイド:VCS 一括操作
複数台のVDXスイッチを一台のように管理できるロジカルシャーシ。
VCS内の設定・管理など、どんな利便性があるかを垣間見ていきましょう。
- interface range一括設定は、例えば、複数のVLAN rangeを一括で指定して設定できます。かつ、ロジカルシャーシのため、各ノードで同じVLANの設定をする必要がありません。VLANの数、ノードの数が多いほど、非常に便利です。
- マルチシャーシLAGを比類なきレベルで簡単に設定できます。通常マルチシャーシLAGは2台の物理スイッチを論理的に一台に見せるマルチシャーシ専用のLAG設定が煩雑ですが、イーサネット・ファブリックでは、このマルチシャーシ専用のLAG設定が不要(ゼロ)です。必要な設定は、Port-Channelの設定のみです。
- Cluster-Wide Copy Supportは、トラブルの調査でSupport情報が必要な場合、各ノードで取得する必要があります。ロジカルシャーシでは、「どの」ノードからでも「一括」でSupport情報を取得することができます。
それでは、それぞれのケースを詳しく見ていきましょう。
1. interface range一括設定
2. 超簡単マルチシャーシLAG
VDX4台にてVCSが正常稼働中
RBridge51,52にてvLAG でPort-channel 401番を設定したい
VDXは、マルチシャーシLAGの専用の設定不要!
3. Cluster-Wide Copy Support
VDX4台にてVCSが正常稼働中
各ノードのsupport情報(tech-support)を一括で取得したい
Cluster-Wide Copy Support *1ノード合計83ファイル取得