世界中から出席する優れたネットワーキング専門家と共にNANOG 78(2月9~12日)をサポートできることを嬉しく存じます。1987年以来、NANOGは、オープンでセキュアな、そして堅牢なインターネットの継続的な発展に取り組んできました。グローバルネットワークの絶え間なく変わる需要を満たすために、インターネットコミュニティを刺激し、教育し、力を与えるプラットフォームを提供し、明日のインターネットの構築に取り組んでいます。
サンフランシスコでのアジェンダにはエキサイティングなトピックが詰まっています。たとえば、ネットワーキング業界、およびハイブリッドクラウドやマルチクラウドによる、優れたコンテンツを提供するGoogle、Netflixおよびその他企業の強化に関するトピックや、お客様が展開する際にクラウドテクノロジーを利用する方法などです。
Extreme Networksは、私たち全員が進歩できる、シンプルなネットワーキングエクスペリエンスを生み出します。Beer-n-Gearセッション(2月11日、午後6~8時)にお越しいただき、ExtremeRouting製品ファミリー(図1)の新製品、SLX 9740をご覧ください。
固定フォームファクターのSLX 9740ルータは、(2RU) 80 x 100 GbEまたは(1RU) 40 x 100 GbEポートで高密度の100Gを実現します。本製品の目的は、超ハイエンドのエンタープライズとサービスプロバイダーデータセンターに対して、ネットワーク帯域幅、デバイスおよびサービスの急激な増加に対処するために必要な規模と性能を費用対効果の高い方法で実現し、インターネットエクスチェンジポイント(IXP)に対して交差接続を可能にすることです。
両方のプラットフォームには、Extremeルーティング、キャリアクラスのMPLS、キャリアイーサネット、およびVXLANオーバーレイ技術などの、キャリアクラスの高度な機能を提供するExtreme SLX-OSが搭載され、世界中の非常に要求の厳しいネットワークで展開されています。
ボーダールータは、内部ネットワークとインターネット間の相互接続ポイントです。大量のトラフィックがルータを通ると、性能を落とさずに、容量と速度の不一致を緩和し、ダウンバーストを処理するする能力の需要が増加します。SLX 9740は最大16GBのウルトラディープバッファとインテリジェントアルゴリズムを装備し、最適なパフォーマンスを実現します。
Extreme Insight Architectureは、ゲストVMと革新的な10 Gbpsの内部分析パスによる、ネットワークモニタリングとトラブルシューティングの新しいアプローチを提供します。この非常に柔軟な機能によって、必要なデータがネットワークから抽出され、ゲストVM上の分析ツールを通して直接表示、オンデバイスで保存または最適化して費用効果的な配信を実現、クラウドスケール管理、オペレーショナルインテリジェンス、および自動化システムに関してはオフデバイスで保存または最適化して、追加の分析、アクション、またはアーカイブを可能にします。Extreme SLX Insight Architectureでは、すべてのボーダールータ上にネットワークの可視性を組み込むことで、ネットワーク全体の広範囲な可視化を実現して、問題を素早く効率的に特定し、平均解決時間を加速し、全体的なサービスレベルを高めることができます。
以下の項では、SLX-9740理想的なユースケースの概要についてご説明します。
膨大なデータ量と、インターネットエクスチェンジポイント(IXP)での高速インターネットの需要によって、ポート当たりのコストは10 GbEから100 GbEへ移行しようとしているお客様にとっての重要な検討事項です。超高密度ポートと、適切なテクノロジーの組み合わせにより(たとえば、VPLSとEVPN)、電力と冷却コストを大幅に削減することができます。これによって、IXPからお客様(ゲーミング、コンテンツキャッシング、大企業)、そしてクラウドプロバイダー(Google Cloud Platform、Amazon AWS、Microsoft Azure)までの100 GbE速度でのピアリングが可能になります。
SLX 9740は、業界で最もパワフルでコンパクトな、ディープバッファを備えるデュアルスタックのIPv4/IPv6インターネットボーダールータです。このルータは、非常に要求の厳しいサービスプロバイダーまたは大企業のデータセンター専用に設計された、費用効果的な高密度ソリューションを提供します。
企業とコロケーションのデータセンターは複数のレイヤー上に統合され、SLX 9740はデータセンターネットワークの上にエッジルータとして存在することができます。MPLSまたはレイヤー3プロトコルを使用することで、このルータは、データセンター内の接続性に加えて、インターネットピアへの接続性を提供できます。マルチシャーシトランキング(MCT)は、動的なフローベースの負荷分散を複数のネットワークノードに提供し、回復力のある高性能ネットワークを実現します。負荷分散、バンドステアリングおよびその他多数の属性をすべて自動化することができます。
SLX 9740は高密度スパインとして機能でき、スパインレイヤーの外でルーティングできる為、コアレイヤーとスパインレイヤーを折り畳み、ボーダーリーフを排除できます。
要約すると、以下のユースケースが最も推奨されます。
Extreme Networksでは、新しく発表されたExtremeCloud IQプラットフォームを提供することによる、エンタープライズとサービスプロバイダー市場における弊社の立場には今まで以上に満足しています。ネットワーキング業界は、私たちが「クラウドドリブン」と呼ぶものにおいて、クラウド管理への長期に渡る移行のスタート地点にいます。
Extremeのクラウドプラットフォーム(図6)は、ISO/IEC 27001認証を受けており、地域のデータ保護規制(GDPRなど)を順守し、Amazon AWSデータセンター内でホスティングされています。ExtremeCloud IQは、クラスター化されたマイクロサービスアーキテクチャ(第3世代のクラウドテクノロジー)の上に構築され、ネイティブのMLとAIによって実行可能な洞察とインテリジェンスを提供するツールが含まれています。
弊社はテキサス州オースティンでNANOG 77をホストし、ここでこのトピックを扱いました。Extreme Networksは引き続きNANOG、および世界中の1000人を超えるネットワーキング専門家で構成されるネットワークオペレーターコミュニティをサポートして、サービスプロバイダーとデータセンターのイノベーション、テクノロジーおよび展開を促進していきます。
弊社では、ネットワーキングにおける最高のものを引き続きサポートすることを楽しみにしています。
こちらで、NANOG 78会議のアジェンダと録画をご覧いただけます。