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[国立天文台導入事例] ゼロトラストセキュリティや将来の拡張性を視野にコストパフォーマンスの高いネットワークインフラを構築

国立天文台は、人類の知的基盤を豊かにするべく、宇宙のさまざまな現象の観測と理論研究・シミュレーションなどを行う機関だ。大学共同利用機関としてその成果を国内外の研究者に提供し、国際的な天文学プロジェクトへの参画など、日本と世界の天文学および関連分野の発展のために広く活動している。観測施設としては、ハワイ島マウナケア山頂の「すばる望遠鏡」や南米チリ北部のアタカマ砂漠の「アルマ望遠鏡」が代表的で、国内でも東北から沖縄までの各地に観測局や天文台を展開している。このような幅広い活動を支える情報ネットワークインフラの設計・運用を担っているのが情報セキュリティ室だ。「本拠地である東京(三鷹キャンパス)では各地の観測データを集め、国内だけでなくアジア各国に対して情報を提供しています。観測データを滞りなく東京に運ぶネットワークは非常に重要です。情報セキュリティ室では、観測データのやりとりだけでなく、職員が利用するEメールなどのコミュニケーションやクラウドサービスの利用など、業務系のインフラも管理・運用しています」と、天文データセンター 助教でネットワーク運用責任者の大江将史氏は語る。

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